Carlos Nino インタビュー 『音楽は、全てのモノの中にある』

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2014.07.03

Carlos Nino インタビュー


『音楽は、全てのモノの中にある』

genre : MUSIC

stripe-dot. x disk union club music
presents

Version : ENGLISH

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carlosの音は、水のように流れ染み渡る。

聴いた人それぞれの心の隙間に
入り込み、器を満たすように。

以前、彼の作品のレビューにも書いたが、
carlosの音は、僕自身の生活音も
曲の一部にしてしまう。

carlosは、僕にとって、
そんなマジックを起こしてくれる
ミュージシャンだ。

電車に乗っている時・食事をしている時
散歩をしている時・仕事をしている時。

イヤフォンの隙間から入り込んでくる
ノイズも浄化してしまう。

彼が来日した時
『smile!!』と何度もフロアに
投げかけていたのを
今でも鮮明に憶えている。

笑顔を与える事で、
生まれる笑顔があるように
carlosの紡ぐ音には愛が溢れている。

Carlos Nino & Friendsとして
3枚目となる
『AURORASMUSHROOMTENDERNESS 』

その音への愛は、より深さを増し
かけがえのない友人
尊敬する仲間達
家族
自然界

その全てを、彼の大きな愛で包み
この1枚に
届けてくれた。

Translated by Hashim Bharoocha

Interview by Funnel

thanks to  supported by disk union

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AURORASMUSHROOMTENDERNES00


CARLOS NINO & FRIENDS
『Aurorasmushroomtenderness』
CD
2014.07.16 RELEASE

詳細 ☟
disques corde

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disk union online shop
stripe-dot. general store

 



 

― 今作は、一人で様々な楽器をレコーディングして、 サウンドの素材を作っていったと聞きました。どのような楽器やプロセスで、素材を揃えていったんですか?

Carlos Nino (以下CN) : Yamaha SK15, Moog Opus 3, Casio SK-1など様々なキーボードを演奏した。僕が関わっているライヴ・アンサンブルの演奏をよくサンプリングするし、そのアンサンブルの中でも僕は様々な楽器を演奏している。その素材をサンプリングしてから、様々なペダルを使ったりPro Toolsの中で、リヴァーブ、ディレイ、ディストーション、ピッチ・シフトなどを かけて、音をどんどん重ねていくんだ。僕の楽器のコレクションには、パーカッション、ベル、ボウル、シェーカー、ピアノ、シンバルもよく入っている。それを演奏してはエフェクトをかけたり、重ねて、エディットして、EQをかけたり、パンニングしていくんだ。まるで絵を描くために、絵の具を塗っていくような感覚だよ。自然や都会のフィールド・レコーディングの素材、そして僕のボーカルも同じように加工しているんだ。

 

― その素材を、今回の作品に参加している ミュージシャンやアーティストに、Eメールで送って、曲を創っていったんですよね。それをまた編集して完成させていった訳ですが、いわゆる宅録的な部分もかなり多かったのでしょうか?またそれらのプロセスで、何か新しい発見もありましたか?

CN : これはカルロス・ニーニョ・アンド・フレンズのサード・アルバムだけど、プロセスは毎回同じなんだ。僕はサウンド・デザイン、メロディ・スケッチ、または完全に作り込まれたトラックを仲間のミュージシャンやプロデューサーに送るんだ。彼らには、自由に何をやってもいいと伝えて、彼らからもらった素材を使って曲を完成させるんだ。仲間に送った僕のオリジナルの素材を取り除いて、彼らの素材を中心に曲を作り上げることもある。90%のレコーディングは、僕の自宅スタジオと、彼らのスタジオで行われるんだ。残りの10%は、他のスタジオで行われる。

ミックスは全部Protoolsで行ってるんだ(僕が使っているのは、7.0のベーシックなバージョンで、デイデラスが2004年に使い方を教えてくれた、Digi002を使っているんだ)。こういう方法で音作りをすると、常に「新しい発見」があるから楽しいんだ。「バスキアはクリエイトするときに、似たようなことを言っていた」。まとめると、音のレイヤーを重ねて、不要なものを取り除いて、編集して、磨いて、更に音を追加して、作品を作り上げるんだ。

 

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― 1曲目は、アルバムのタイトルである『AURORASMUSHROOMTENDERNESS』で、この楽曲にはあのNEW AGEのパイオニアのヤソスとの共作ですよね。オープニングとなる1曲目に本当に相応しい楽曲だと思いました。あなた自身、とても敬愛しているミュージシャンだと思いますが、是非ヤソスとの楽曲作りと、彼の存在について聴かせてください。

CN : ヤソスは親友なんだ。彼は前作にも出演してくれた。Numero Groupから2013年にリリースされた彼のアンソロジー「Celestial Soul Portrait」は僕がプロデュースしたんだ。彼のビジネスを手伝っているし、一緒にツアーしたし、彼をプレゼンテーションしたこともある。彼は人生と音楽のマスターなんだ。

彼のことは大好きだし、とてもリスペクトしているし、兄のような存在なんだ。彼が僕の作品に参加してくれているのは光栄だよ。彼に何曲か送って、彼がこの曲を選んだんだ。彼はとても想像力があるし、明快だし、ものすごくサイケデリックで、宇宙と繫がっている。彼は高い次元をアクセスして、音楽、言葉、そしてユーモアで表現しているんだ。

 

 

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75年から’85年にかけて録音していたIasosの音源集。
Numeroから2014年にリリース。
carlosが、プロデュースしている。
Iasos
『CELESTIAL SOUL PORTRAIT』CD
詳細

― あなたは2013年にヤソスとララージにも、この動画にあるようにインタビューされていますよね。彼らと実際に、顔を合わせて、話をして、彼らに共通して感じた事や感慨深かった事を教えてもらえますか?

 
 

CN : 彼らの共通点は色彩豊かで本物だということ。彼らはジミ・ヘンドリックスみたいに常に自分らしくしていて、ハートと英知をみんなと分かち合ってるんだ。彼らはいつもスマイルしていて、瞑想をしているし、とても知的な人たちなんだ。このYoutubeの映像は、北カリフォルニアで行われたもっと長い会話の抜粋なんだ。

 

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― 今作は、そのヤソスの他に、 占星術師のジョンマイケルダニエルとLAのジャズシーンを代表するピアニストのネイトモーガンの3名に捧げられている作品と聞きました。他の2名に関しても、どのようにあなたの人生に影響を与えてくれたのですか?

CN : 「Aurorasmushroomtenderness」はジョン・マイケル・ダニエルに捧げられた作品なんだ。彼は親友であり、兄のような存在だった。彼は僕の宇宙的双子のような存在なんだ。

僕らは「父と息子 – 息子と父親」のような絆だった。お互いに先生と生徒のような関係性だった。彼は2013年5月に亡くなった。

このアルバムに参加したネイト・モーガンは、僕の先輩のコラボレーターの一人だった。彼は本当に巨人のようなミュージシャンだった。ジョン・マイケル・ダニエルと僕のような水瓶座の人たちは、背が高くて、髪の毛が多くて、熱烈な性格なんだ。ネイト・モーガンは2013年11月に亡くなった。

 

― そのジョンマイケルダニエルの言葉が曲の1つとなっている8曲目の『We’re On An Adventure! 』についても聞かせてください。

CN : この曲は、僕とジョンが一緒にやったラジオ番組の抜粋なんだ。人生と愛、宇宙、意識の偉大さについての曲なんだ。

ジョンは本当に強力に即興的に話せる人だった。

 

― 6曲目は、シタール奏者 のPaul Livingstoneをフィーチャリングしていますよね。build an arkでもセッションをされた事がありましたが、この作品が音色という部分でも良いアクセントになって、アルバム自体の幅を広げているように思いました。

CN : ポールに自分が作ったサウンド・デザインを送って演奏してもらったんだ。彼はとてもソウルフルな人なんだ。シンプルで親密な曲にしたかったんだ。彼の先生であるラヴィ・シャンカールに捧げた曲にしたかったし、シタールをユニークな方法でショーケースしたかったんだ。タブラやラーガの構成を使わずに、そこに様々な音やエフェクトを入れて、エネルギーを伝えたかった。

 

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 これまでも、様々なアーティストと共演している、
シタール奏者 Paul Livingstone。
彼のHPでは、LIVE動画がアーカイブされていて、
最新のLIVE映像もチェックできる。
Paul Livingstone HP ☞ 『 http://www.tanpura.com/

 

― そして、この7曲目『Enter The Nowosphere SPACEWAYS RADIO MIX』は凄いエネルギーの楽曲でした。これには、CUT CHEMISTやMIGUEL ATWOOD-FERGUSONも参加していますよね。それぞれの個性がぶつかり合ったかと思えば、調和する。その波が幾多も押し寄せてくる。どのようなプロセスを辿って生まれたのかとても興味があるのですが、これだけの人数とのやり取りの中で、何か共有していた事はあったのでしょうか?

CN : この曲の土台は、僕が2011年にカット・ケミストのアルバムのためにプロデュースしていたセッションから生まれたんだ。その作品は完成しなかったけど、その中から発表されたものはあるし、これから発表されるものはあると思う。当時は色々なミュージシャンとスタジオに入ってもらって、カット・ケミストの曲に演奏してもらった。

僕のアイデアは、ミュージシャンたちに即興してもらって、それをどんどん重ねることだったけど、ドラマーのディアントニ・パークスはまず真っ先に参加してくれた。

 

『Enter The Nowosphere SPACEWAYS RADIO MIX』 PV
Track – 7

 Carlosの息子、Azul Ninoが手掛けたPV。
サイケデリックな映像と色彩が、
楽曲のトリップ感に、ハマっている。

 

この曲のドラムは、10分のソロから抜粋されたものなんだ。そのあとにカット・ケミストにベースを追加してもらって、ファーマー・デイヴ・シェアにラップ・スティール・ギターを演奏してもらった。その3つの楽器でラフ・ミックスを作って、しばらく放っておいたんだ。何ヶ月後も後にカット・ケミストに連絡をして、この曲を発展させてカルロス・ニーニョ&フレンズに入れたいと言ったらOKしてくれたんだ。そこに更にサウンドスケープを入れて、パーカッション、ベース、シンセのストリングスを入れて、曲をアレンジしたんだ。ミゲル・アットウッド・ファーガソンが素晴らしいストリングスを入れてくれて、僕はミックスを完成させたんだ。「Spaceways Radio Mix」とタイトルに入れたのは、のちにカット・ケミストが自分のバージョンをリリースするからかもしれないんだ。

 

― ザ・ドアーズのジョン・デンスモアが参加 した『Riveted Cymbals The Dawn』は、彼の自宅でレコーディングされたんですよね?ぜひ、その時のエピソードを聴かせてもらえますか。

CN : ジョン・デンスモアは偉大な人であり、僕のフェイバリット・ロック・バンドのドラマーだよ!彼の家でレコーディングしたんだ。この曲で彼が主に演奏しているのはシンバルだったから、”Riveted Cymbals The Dawn”というタイトルにしたんだ。彼は僕のラジオ番組に何回かゲストとして出演しているし、彼とは素晴らしい信頼関係があるんだ。

 

― それでは、CARLOS自身の事に関しても、少し質問させてください。
あなたはDJとしても、数々の素晴らしい音楽とミュージシャンを紹介していますよね。音楽とライフスタイル。楽曲を制作をする事、DJをする事、日々の生き方、それらにおいて大事にしている事はなんですか?

CN : 音楽は人生であり、人生は音楽!僕らは音楽的存在であり、ハイ・バイブレーションな人生を送ることが大切なんだ。僕は最善を尽くしてフルに、愛を込めて、喜びに満ちた人生を送るようにしているし、常に高いバイブレーションに自分を高めるようにしている!

 

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– 音楽制作

音楽制作において重要なのは、聴くこととオープンでいること。音楽は、全てのモノの中にあるんだ。流れ、成長、飛ぶこと、泣くこと、夢をみること・・・どこからでもインスピレーションは受けられるし、それを自分の表現に反映させているんだ。集中をして、心を込めることは大事だし、ハートから音楽を演奏することが大切なんだ。インスピレーションを受けて、インスピレーションを与える音楽をクリエイトし、生命を賞賛しながら、魂の表現をすることが大事なんだ。

 

– DJ

僕がDJをするときは、物語を分かち合って伝えることを大切にしている。僕は主にラジオDJであって、僕はアナログをプレイするんだ。本来のDJは、ディスクをセレクトしてプレイすることなんだ。カット・ケミスト、Jロック、ガスランプ・キラーのような僕の友達は、それを更に発展した表現方法をしているんだ。僕はDJとして、音楽を分かち合うことを大切にしている。人とコネクトして、過去の音楽をみんなと分かち合う手段なんだ。

 

– Living life

イエス!人生は生きるためにあるんだ!

 

― 音楽を続けてきた事で、見えた物は何かありますか?

 

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CN : 音楽は幅広い視野を与えてくれた。音楽では、視点が大事なんだ。音楽では、様々な次元において物事を見たり、聴いたり、感じ取るんだ。物事は常に変化しているから、常に新しいものを聴いたり、物事をより深く感じないといけないんだ。そこにある要素、空間、微生物、無私、動物、海など全てと相互作用を及ぼしながら表現しているんだ。

 

― あなたにとっての、先生はいますか?

CN : ジョン・マイケル・ダニエル、ロサモンド・グレット(2013年10月に亡くなった僕のスピリチュアル母)、カリル・ギブラン、ヤソス、ガールフレンドのギャビー、母親のカーラ、息子のアズール、仲間、家族、そして全てが先生だよ!僕らはみんな一つであり、全てから学べるんだ。僕らが学んでいるのは、我々の中にある無限の生命の源泉と繫がることなんだ。その意識を忘れないことが大事なんだよ。物質界の中にいると、僕らは美しい肉体をもって生きているけど、その意識から離れてしまうことがある。源に戻れるように、より高いレベルで生きないといけないんだ。

 

― インタビューに答えてくれて、ありがとうございました。それでは、最後にカルロス自身からこのアルバムについて一言お願いします。

CN : 日本にいる僕の友達と家族、本当にありがとう!みなさんのサポートは本当に励みになるよ!みなさんの愛に感謝しています!親友のデクスター・ストーリーがいつもコラボレーションをしてくれることに感謝しているし、ハシム・バルーチャが絶え間なく通訳してプロジェクトをコーディネーションをしてくれていることに感謝している。そして僕の従兄弟であり、ソウル・ブラザーでもあるアーネスト・ポトデヴィン・ジュニアにも感謝を述べたい!みんなを思いっきり抱きしめたいよ!

 

It's Movie Time! On Dublab!_mini

 

Carlos Niño

Woodland Hills, California

May 19, 2014


 

Carlos Nino & Friends
AURORASMUSHROOMTENDERNESS

初回限定特典として
『Carlos Nino MIX CDR付き』

オンラインショップ
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2014-07-03 | Posted in FRIENDS INTERVIEWComments Closed 

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